Q1:モロー反射と「点頭てんかん(ウエスト症候群)」の違いはどう見分ければいいですか?
A1:モロー反射は音や刺激をきっかけに腕を「パッ」と外に開きますが、点頭てんかんは外的な刺激がなくても、頭を一瞬カクンと前に倒し、両手を前に振り上げるような「抱え込む」動作を短い間隔でリズミカルに繰り返す(シリーズ形成)特徴があります。寝起きなどに不自然な硬直発作を繰り返す場合は、スマートフォンで動画を撮影し、速やかに小児科を受診してください。
Q2:足底把握反射が消えないと、赤ちゃんが歩くのに悪影響がありますか?
A2:足底把握反射が強く残っていると、床に足をついたときに指が内側に丸まってしまい、足裏全体で安定して体重を支えることが難しくなります。多くはつかまり立ちや伝い歩きを経験する中で1歳前後までに自然と消失しますが、1歳半を過ぎても常につま先立ちでしか立てないような場合は、健診等で相談してみることをおすすめします。
Q3:大人の「原始反射の残存」はトレーニングで改善できますか?
A3:作業療法や理学療法の分野では、体幹を使う特定のエクササイズや感覚統合アプローチによって、身体の協調性や姿勢制御を後天的に高める取り組みが行われています。ただし、医療的な疾患によるものでない限り、本人が日常生活で困っていなければ無理に矯正する必要はありません。