歴史的な地政学とは異なるアプローチで親日感情が醸成されているのが、西欧の文化大国フランスです。19世紀後半のジャポニスム(浮世絵や工芸品が印象派画家に与えた影響)から脈々と続く文化的敬意は、現代においてマンガやアニメ、さらには日本食への熱狂へと進化を遂げました。
パリで毎年開催される「Japan Expo」は欧州最大規模の動員数を誇り、単なる娯楽の消費にとどまらず、日本人の職人気質(クラフトマンシップ)や「道」の精神性そのものに対する深い研究とリスペクトが存在します。フランス 親日 日本文化の浸透度は、現地の若年層から知識人層にまで幅広く行き渡っています。
また、ガイドブックではあまり強調されないヨーロッパ 意外な親日国として、バルカン半島のセルビアが挙げられます。
内戦後の混乱期であった2000年代初頭、日本政府はベオグラード市へ93台もの大型路線バスを無償供与しました。市民の足として街中を走り抜けたその車両は、現在も親しみを込めて「ジャパナッツ(日本のバス)」と呼ばれ、車体には日の丸が誇らしげに描かれています。セルビアの人々は東日本大震災の際、自国の経済状況が厳しい中にもかかわらず多額の義援金を日本へ寄せました。街角のカフェで日本人だと名乗ると、店主が笑顔で握手を求めてくるような温かい光景が今も日常的に見られます。