SNSや大手質問サイト、コミュニティ掲示板で毎年6月に投稿される数千件の悲鳴を分析すると、読者が実際に直面しているトラブルの構図が鮮明に浮かび上がってきます。
最も多く見られる失敗談が、「お気に入りのワイドパンツやロングスカートで出勤し、裾が泥水を含んで一日中不快だった」というケースです。近年トレンドが続くフルレングスのワイドストレートやフレアシルエットは、水滴を巻き上げやすく、歩行時の跳ね返りでふくらはぎ裏まで濡れてしまいます。「オフィスのトイレでドライヤーを使って裾を乾かす羽目になった」「裾上げテープが湿気で剥がれた」といった生々しい声が後を絶ちません。
次に深刻なのが、足元と靴下の不一致による悪臭・靴擦れ問題です。完全防水のレインブーツを選んだものの、透湿性の低い安価なラバー素材だったために内部が汗で蒸れ、脱いだ瞬間に強い匂いが発生して恥をかいたという告白が目立ちます。また、白のキャンバススニーカーを履いて外出直後にゲリラ豪雨に見舞われ、泥汚れが繊維の奥まで染み込んで修復不可能になったという失敗も定番です。
さらに見過ごせないのが「合皮ジャケットや裏地付き化繊アウターの蒸れ地獄」です。防風・防水を期待して春用のナイロンジャケットやライダースを羽織ったところ、電車内の混雑で内部がサウナ状態になり、汗だくで体力を消耗したという体験談は、都市部通勤者の共通の悩みとなっています。6月の衣服選びにおいては、外からの水を弾くだけでなく、「内側の湿気をいかに外へ逃がすか」というベンチレーション性能が死活問題となります。