岡村孝子のライブにおけるもう一つの大きな魅力は、親しみやすさ溢れるMCタイムだ。大スターでありながら、気取りのない名古屋弁混じりの語り口調は、観客との距離を一気に縮める。「みなさん、元気にされていましたか?」「今日は最後までゆっくりしていってくださいね」。まるで親しい友人の部屋に招かれたかのような寛ぎの空間が広がる。
闘病中のエピソードや日常のちょっとした失敗談を交えながら語られる言葉には、クスッと笑えるユーモアと感謝が溢れている。ピリッとした緊張感のある演奏パートと、ほのぼのとしたトークパートの落差こそが、彼女のライブ中毒者を増やし続ける秘訣と言えるだろう。