浴場内に足を踏み入れると、まず目を奪われるのが大浴場の正面に広がる巨大な砥部焼(とべやき)の壁画陶板レリーフです。男湯には伊予の山々、女湯には瀬戸内の海が描かれており、30分ごとに実施されるプロジェクションマッピングによって壁画が鮮やかに動き出します。
湯船に浸かりながら光と音の演出を鑑賞する体験は、全国の公衆浴場でも極めて珍しい試みです。湯けむりの中に白鷺が舞い、和歌が浮かび上がる幻想的な空間演出は、旅の記憶に鮮烈に残ります。
また、屋外の中庭(飛鳥乃湯泉前広場)では、道後アートの文脈を受け継ぐ蜷川実花氏の写真アート作品が常設・展開されており、極彩色の花々が広場全体を彩っています。昼間の鮮やかなコントラストはもちろん、夜間にライトアップされた艶やかな景観は屈指のフォトスポットとして若い旅行者を中心にSNS上でも拡散されています。