「腰を痛めるような重労働は確かになくなりました」と、勤続10年のベテランスタッフは語る。「でも、機械が止まったときのプレッシャーは以前の比じゃない。システムエラーが起きれば、数万個の荷物が一瞬で滞留してしまうから」。
自動化は現場の負担を劇的に減らした一方で、求められるスキルの質をガラリと変えてしまった。かつての「体力勝負」から、現在は「ITシステムの運用能力」が現場スタッフに求められている。この急激な変化についていけず、職場を去る選択をした高齢の作業員も少なくない。効率化の影で、現場のグラデーションは確実に変化している。