年末年始の買い出しにおいて、多くの買い物客が陥りがちな「誤解」と「隠れた制約」についても触れておかなければなりません。知らずに店舗を訪れると、思わぬ不便を強いられるリスクがあります。
最大の盲点は、銀行ATMやチャージ機の稼働制限です。店内に設置されている銀行提携ATM(セブン銀行やE-netなど)は、提携金融機関の年末年始特別メンテナンスによって、特定の日時に現金の引き出しや預け入れが停止することがあります。トライアルの電子マネーへの現金チャージは基本的に店内の専用チャージ機で年中無休で行えますが、銀行口座からの直接チャージなどは年末年始のシステム停止による影響を受ける場合があります。買い物資金の現金は、来店前にあらかじめ手元に用意しておくのが安全策です。
さらに、ネット上で散見される「元旦は全商品が初売り特価で投げ売りされている」という言説も正確ではありません。野菜や精肉などの生鮮品は、中央卸売市場が12月31日から1月4日頃まで休業に入るため、元旦前後は市場からの新規仕入れが止まります。そのため、生鮮品のラインナップは冷凍解凍品や日持ちのする根菜類が中心となり、価格も決して底値ばかりではありません。初売りで狙うべきは、市場の稼働に左右されない加工食品、酒類、日用雑貨、家電消耗品であるという視点を持つことが重要です。