ふたりの出会いは1990年代後半にさかのぼる。当時、TBSテレビの看板アナウンサーとして多忙を極めていた雨宮塔子。彼女は人気絶頂の中で退社し、西洋美術史を学ぶために単身パリへ渡った。そこで運命的な出会いを果たしたのが、現地で独立し奮闘していた実力派パティシエの青木定治だった。
フランス菓子にかける彼の情熱と、異国の地で新たな道を切り拓こうとする彼女の感性が惹かれ合うのに時間はかからなかった。2002年に挙式したふたりは、パリを拠点に家庭を築き始めた。その後、長女と長男のふたりの子供に恵まれ、一見するとパリでの華やかなセレブリティ生活を謳歌しているように見えた。