JR大阪駅の北側に足を踏み入れると、目の前に広がる圧倒的な開放感に息をのむ。長年にわたり進められてきた「うめきた2期地区開発事業」の結晶である「グラングリーン大阪」だ。三菱地所株式会社や西日本旅客鉄道株式会社をはじめとする企業連合が手がけたこの巨大複合エリアは、都市の真ん中に巨大な都市公園を出現させた。
青々とした芝生に寝転ぶ若者、水盤で水しぶきをあげて遊ぶ子どもたち、そしてテラス席でクラフトビールを傾けるビジネスパーソン。高層ビルに囲まれながら風が通り抜けるこの空間は、これまでの日本の都市観光業が持っていた「消費中心の観光」を根底から覆し、心地よい滞在時間そのものを価値に変えている。