Q1:日本の水族館で今後、ラッコの赤ちゃんが生まれる可能性はありますか?
A1:極めて困難、実質的にゼロと言わざるを得ません。現在国内にいるラッコは鳥羽水族館のメス2頭(メイとキラ)のみであり、国内に繁殖可能なオスが存在しないためです。人工授精などの技術も確立されておらず、現在の体制下で国内繁殖が再開される可能性は極めて低いのが現実です。
Q2:海外の水族館から新しくラッコを輸入することはできないのですか?
A2:商業目的での新規輸入は不可能です。原産国であるアメリカの海洋哺乳類保護法(MMPA)やワシントン条約(CITES)により、生息国からの生体輸出が厳格に禁止されています。傷病個体の保護・リハビリ個体であっても、輸出には国際的な学術共同研究計画や極めて厳しい審査が必要であり、一般的な展示用としての導入ルートは存在しません。
Q3:北海道の霧多布岬に行けば、野生のラッコを必ず見られますか?
A3:必ず見られるとは限りませんが、天候と波の状態が穏やかであれば高い確率で観察できます。ただし、霧多布岬周辺は濃霧や強風の日が多く、海面が荒れていると発見は困難です。観察の際は、崖崩れの危険がある足場を避け、双眼鏡や高倍率スコープを持参のうえ、現地のネイチャーガイドツアー等を利用するのが安全です。
Q4:ラッコの平均寿命は何歳くらいですか?鳥羽水族館のメイとキラは何歳ですか?
A4:野生のラッコの寿命はおよそ10〜15年、外敵や飢餓のない飼育下では15〜20年程度とされています。鳥羽水族館のメイは2004年生まれで21歳を超え、キラも2008年生まれで17歳を超えています。2頭とも平均寿命を大きく上回る超高齢期を健やかに過ごしています。