「こんまり」こと近藤麻理恵が世界に広めた「ときめき」の片付け思想は、収納の視認性とアクセス性の重要性を説いている。引き出しを開けた瞬間に、どこに何があるかが一目でわかる状態をつくること。横置きカラーボックスに引き出しを組み込むアプローチは、まさにこの哲学と合致する。立てて収納する衣類や小物が、上から一目で見渡せるからだ。
また、テレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』でも度々披露されてきた匠の技――身近な安価な家具をベースに、住まい手の生活導線に合わせて変形させる手法――は、現代のDIY精神の原点と言える。安価なカラーボックスに引き出しを仕込むだけで、数万円の高級オーダー家具に負けない機能性と美しい佇まいが生まれる。