現場で瞬時に種類を識別できるよう、各スズメバチの身体的特徴と見分け方のポイントを整理しました。
1. オオスズメバチ
体長は最大45mm前後と国内最大。頭部が鮮やかな黄色からオレンジ色をしており、腹部には濃い黒と黄色の明瞭な縞模様が入ります。飛行時の重低音(羽音)が非常に大きい点が特徴です。
2. キイロスズメバチ
体長は17〜25mmと小ぶりですが、全身が黄色い毛で覆われており、全体的に黄色味が強く見えます。飛行スピードが素早く、住宅の壁面や軒下を忙しなく飛び交います。
3. コガタスズメバチ
体長は20〜28mm程度。姿形はオオスズメバチをそのまま縮小したような外見をしていますが、胸部背面の模様や頭部の比率で識別されます。生垣の奥などに潜んでいることが多いため油断は禁物です。
4. モンスズメバチ
体長は20〜30mm。腹部の縞模様が直線ではなく「波状(ギザギザ波型)」になっているのが決定的な識別ポイントです。セミを好んで捕食します。
5. ヒメスズメバチ
体長は25〜37mm。腹部の先端(お尻の末端)が黒色になっているのが最大の特徴です(他のスズメバチは腹端が黄色)。
6. ツマアカスズメバチ
体長は20mm前後。全体が黒っぽく、腹部の先端だけが鮮やかな赤橙色をしています。長崎県対馬市などを中心に定着が確認され、九州本土など各地で警戒が強化されています。