インターネット共有は便利である反面、適切な防犯対策を怠ると第三者による「タダ乗り」やデータ盗聴のリスクに晒される。テザリングを起動する際は、必ずWPA3などの強固な暗号化方式が適用されているか確認しよう。パスワードは推測されにくいランダムな英数字の組み合わせを設定し、デフォルトの簡易パスワードのまま放置するのは厳禁だ。
また、スマートフォンのバッテリー消費と発熱(サーマルスロットリング)への配慮も欠かせない。テザリング中はモデムICとWi-Fiチップが同時にフル稼働するため、本体が熱を持ちやすい。直射日光が当たる場所での使用を避け、不要になったら「インターネット共有」を即座にオフにする習慣をつけよう。
さらに、PC側の自動更新(Windows UpdateやApp Storeのバックグラウンドダウンロード)がテザリング中に走ると、一瞬で数ギガバイトのデータ容量が吹き飛ぶ。「従量制課金接続」としてネットワークを登録しておくことで、無駄なバックグラウンド通信を遮断し、ギガの節約とバッテリーの延命を両立できる。