アニメ雑誌のインタビューやイベント特番で語られた制作秘話によると、六つ子のキャスティングはオーディションではなく、監督やプロデューサー陣による指名・ディスカッションによって決定されました。「誰がどの兄弟を演じれば最もカオスで面白い科学反応が起きるか」が徹底的に検討された結果、中村悠一さんに次男・カラ松の白羽の矢が立ちました。
アフレコ現場では、共演する神谷浩史さんや福山潤さんらとともに、台本以上のテンポ感とアドリブの応酬が繰り広げられたといいます。中村さんは当時の取材で、「カラ松はカッコつけるほど周囲から無視されたり制裁を受けたりする役回り。だからこそ、どれだけ本気でカッコつけられるかが勝負だった」と語っており、引き算ではなく徹底した足し算の熱演を貫いたことが伺えます。
また、中村悠一さんの歌唱力が存分に発揮されたのがエンディングテーマやキャラクターソングです。『SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~』や『SIX SHAME FACES ~今夜も最高!!!!!!~』のカラ松バージョンでは、語りかけるようなセクシーな語りと、突如挟み込まれる自虐的な嘆きを巧みに歌い分け、音楽面でもファンの心を強く掴みました。