綾瀬はるかの本名は蓼丸綾(たでまる あや)という、全国的にも極めて珍しい名字です。ルーツは広島県広島市安佐南区川内周辺にあり、日本国内でも数世帯しか現存しない由緒ある家柄として知られています。その家長として家族を支えていたのが、父・蓼丸良孝さんでした。
良孝さんの職業について、インターネット上では一時「会社経営者」「職人」など様々な憶測が飛び交いましたが、実際の経歴は非常に実直なものでした。若い頃はキッチンの設計やデザイン、施工といった住設関連の仕事に従事。持ち前の手先の器用さと美的センスを発揮していましたが、その後、代々続く実家の広大な農地を守るため、就農を決意します。
実家がある広島市安佐南区は、太田川の豊かな水と肥沃な土壌に恵まれた伝統的な農業地域です。良孝さんはそこで、広島菜やナス、そして評判のトマト栽培に情熱を注ぎました。早朝から泥にまみれて働く父の背中を見て育った経験が、綾瀬はるか本人の「飾らない素朴さ」と「何事にも真摯に取り組む勤勉さ」を育む原風景となったのです。