現地を歩く旅行者が最も後悔しやすいのが「服装選び」と「靴の選択」です。3月の北海道において、本州のスプリングコートや薄手のチェスターコートはまったく役に立ちません。
基本となるアウターは、防風・撥水加工が施された厚手のダウンジャケットやマウンテンパーカーです。ただし、北海道の建物内や地下街、公共交通機関は暖房が非常に強く設定されています。汗冷えを防ぐためにも、厚手のセーターを1枚着るよりも「機能性インナー+長袖シャツ+カーディガン+防風アウター」といった、こまめに脱ぎ着して体温調節ができるレイヤリング(重ね着)を強く推奨します。
そして、最も慎重になるべきが足元対策です。3月の道路は「新雪」「圧雪」「凍結(ツルツル路面)」「シャーベット状の泥水」が混在する過酷なコンディションになります。一般的なスニーカーやヒール、吸水性の高いムートンブーツは一瞬で水が染み込み、足先から凍りつく原因になります。
必ず「防水仕様」「靴底に深い溝がある滑り止め付きのスノーブーツ」を選んでください。現地ドラッグストアや駅の売店で購入できる「着脱式靴用スパイク(滑り止めゴム)」を装着するのも非常に効果的です。また、寒風から耳や首元を守るニット帽、マフラー、手袋に加え、スマートフォン操作に対応した防寒手袋や予備のモバイルバッテリー(極寒環境ではバッテリー消耗が激しいため)を持ち物リストへ確実に入れておきましょう。