この変化の大きな引き金となったのが、路線網の再編とダイヤの最適化だ。乗り換えの手間が削減され、東京東部(葛飾区、江戸川区、足立区周辺)と千葉県北西部(船橋、市川、八千代、習志野)の心理的距離は劇的に縮まった。
大手進学塾の入試分析担当者はこう語る。「従来なら『通学に1時間以上かかるから』と敬遠されていた千葉エリアの名門校や新興進学校が、ドアツードアで40分前後の通学圏に入ってきた。通学の負担が減ったことで、保護者の視野が一気に広がっています」。駅直結の商業施設や安全なスクールバスの発着拠点が整ったことも、共働き世帯が安心して子どもを送り出せる要因となっている。