本作の最大の魅力は、日本歌謡界の巨匠である作詞・阿久悠と、希代のメロディメーカー作曲・編曲・馬飼野康二の緻密な計算によって生み出された楽曲構造にあります。
歌詞の中に大胆に取り入れられた「カエル」のモチーフと、コーラスで繰り返されるリズミカルな鳴き声の掛け合いは、一度聴いたら頭から離れない強烈なフックを持っています。阿久悠は単に子ども向けのコミックソングに仕立てるのではなく、思春期の弾けるような恋心や日常のワクワク感を、週の曜日(月火水木金土日)を織り交ぜた軽妙な言葉遊びへと昇華させました。
そこに馬飼野康二によるファンキーなベースラインと、本格的なブラスセクションが絡み合うことで、単なるアイドルソングにとどまらない極上のブギウギ・ポップスが完成したのです。大人から子どもまで誰もが口ずさめる親しみやすさと、音楽通を唸らせるグルーヴ感の見事な調和こそが、この曲が持つ魔法の正体です。