豆腐の製造過程で必ず生じる大量の「おから」は、長年処理費用がかさむ産業廃棄物としての課題を抱えていた。しかし最新の乾燥・微粉砕技術や独自のバイオ発酵技術の普及により、この副産物が一転して宝の山へと変貌を遂げている。
先端的な工房では、おからをそのまま高食物繊維のグルテンフリーパウダーや、代替肉のベース素材として加工し、アップサイクル食品として自社ブランド化する動きが加速。さらに、アパレル素材としてのバイオ繊維原料や、都市型コンポストの基材としても取引されており、豆腐を造れば造るほど地域循環が促進されるという新しいビジネスモデルが成立している。