犬の臨床栄養学の知見では、大豆が持つ栄養素そのものを全否定しているわけではない。むしろ、適切に処理された大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、強い抗酸化作用を持ち、シニア期の細胞保護や毛並みの維持に一定の寄与をすることが確認されている。
米国の有力獣医学情報サイトPetMDでも言及されている通り、大豆は優れたアミノ酸スコアを誇る代替タンパク源になり得る。消化器官への負担を抑えつつ、腎臓へのリン負荷を肉類より軽減できる可能性も議論されている。問題は「成分そのものの是非」ではなく、「与え方と量のコントロール」にあるのだ。