皮膚が再生する過程で避けて通れないのが、強烈な「かゆみ」と「かさぶた」の発生です。これらはヒスタミンの分泌や知覚神経の刺激による正常な治癒反応ですが、対処を誤るとインクがごっそり抜け落ちてしまいます。
薄皮やかさぶたには、皮膚表面へと押し出された余剰インクだけでなく、真皮層で定着途中の色素も絡み合っています。入浴時や着替えの際にかさぶたが無理に剥がれた場合、定着前のインクごと皮膚がえぐれ、その部分だけ白く色抜け(ピンホール現象)を起こす原因になります。めくれ上がった皮が気になっても、自然に脱落するまで絶対に指で引っ張ってはいけません。
我慢できないほどの痒みに対しては、以下の方法で神経の興奮を鎮めるのが有効です。
- 清潔なタオルで包んだ保冷剤を患部に当て、5〜10分程度冷やす(直接氷を当てるのは避ける)。
- 患部を手のひらで軽く叩く(パッティングする)ようにして刺激を紛らわせる。
- 乾燥が進むと痒みが増すため、薄く保湿剤を塗り直して肌のバリア機能を補助する。