2024年の侍ジャパンを語る上で外せないのが、3月に開催された侍ジャパン欧州代表戦の招集メンバーです。トップチームの公式強化試合でありながら、大学生選出となった宗山塁選手や西川史礁選手ら4名のアマチュア選手が抜擢され、野球界に大きな衝撃を与えました。
当時、明治大学の宗山塁選手(現・プロ主力)と青山学院大学の西川史礁選手(現・プロ主力)が見せたプレーは、NPBトッププロと比較しても遜色のないものでした。西川選手が放った鋭いライナー性の長打や、宗山選手の流れるようなショートゴロ捕球・送球は、スカウト陣だけでなく全国のファンを唸らせました。
この抜擢は、単なる話題作りではなく、「次世代の旗手を早い段階からトップチームの空気に触れさせる」という長期育成戦略に基づくものです。この実戦経験が呼び水となり、プロ入り後の即戦力化と代表チームへのスムーズな合流へと直結していきました。