NHK連続テレビ小説の第111作目として放送された『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン・米田結(よねだ ゆい)が、激動の平成時代を逞しく駆け抜ける一代記です。脚本を手掛けたのは、『正直不動産』や『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』で知られる根本ノンジ氏。従来の朝ドラが描いてきた「耐え忍び成長する昭和型ヒロイン」から脱却し、自分の感情に素直に生きる「平成ギャルマインド」を根底に据えた構成が最大の特色でした。
物語の舞台は、福岡県・糸島から始まります。自然豊かな農村で青春を過ごす結は、伝説のギャルとして地元に名を轟かせた姉・米田歩(仲里依紗)の影に怯えつつも、地元のギャル連合「博多ギャル連合(ハギャレン)」のメンバーと出会うことで、自らの殻を破っていきます。その後、幼少期に経験した阪神・淡路大震災の記憶と向き合いながら、神戸、そして大阪へと拠点を移し、人々の心と体を支える管理栄養士としての道を切り開いていきました。
毎朝の幕開けを飾ったのは、日本を代表するロックバンドB'zが書き下ろした主題歌「イルミネーション」です。軽快で包容力のあるポップロックサウンドは、朝の慌ただしい時間帯に活力をもたらすアンセムとして機能し、ストリーミング再生回数でも大ヒットを記録しました。