今回、編集部は同店の代名詞とも言えるニューヨークチーズケーキの製造舞台裏に迫る独占取材を敢行した。一見するとシンプル極まりない円形のケーキだが、その一口目には誰しもが言葉を失う。濃厚でクリーミー、けれど決していちごや生クリームの派手さに逃げない。これぞ本場の味わいだ。
仕込みの工程には、日本の製菓業の常識を覆す緻密な計算が隠されている。クリームチーズの配合割合、温度管理、そして湯せん焼きの絶妙な火加減。数多くの飲食店が立ち並ぶ激戦区で長年トップを走り続ける理由は、この愚直なまでのこだわりにある。甘みと酸味のバランスが計算し尽くされており、リピーターが絶えないのも納得だ。