「東京駅周辺は穏やかな晴天だったのに、京葉線で舞浜駅に降り立った瞬間、傘が裏返るほどの暴風に襲われた」という体験談は、ディズニー来園者の間で日常茶飯事のように語られます。これには明確な地理的・気象学的根拠があります。
東京ディズニーリゾートが位置する千葉県浦安市舞浜は、東京湾の奥部に突き出た埋立地です。周囲を遮る山や高層ビル群が存在しないため、南からの湿った暖気や北西からの冷たい季節風がダイレクトに吹き抜けます。気象観測データによると、東京都心(千代田区大手町)と比較して舞浜の平均風速は2〜4m/sほど高く観測される傾向があり、都心で「心地よい微風(3m/s)」の日は、舞浜では「帽子が飛ばされる強風(6〜7m/s)」へと変貌します。
さらに、夏季から秋季にかけて多発するゲリラ豪雨においても、東京湾からの水蒸気供給によってパーク直上で雨雲が急激に発達するケースが散見されます。東京都心の広域予報(大田区や江東区の予報)を目安にしていると、舞浜ピンポイントで発生する局地的な雷雨を見落とす危険性があります。