実際にシエンタを所有するオーナーコミュニティや試乗テストの現場からは、日常走行においてどのような不満や納得の声が上がっているのでしょうか。SNSや大手クチコミ掲示板の実名レビューを精査すると、利用環境によって評価が真っ二つに分かれています。
最も不満が集中するのは「高速道路の激しい渋滞」および「都市部のストップ&ゴー」です。シエンタに搭載される予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」のレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、前走車に合わせて停止まで自動制御します。しかし、電動パーキングブレーキを持たないため、停止後約3秒が経過するとブザー音とともにシステムが解除されます。ドライバーが自らブレーキペダルを踏み直さなければクリープ現象で前進してしまうため、「完全な自動追従を期待していると渋滞時にかえって気が抜けない」という声が聞かれます。
一方で、地方都市や郊外で片道15分前後の送迎・買い物を中心に利用するオーナーからは、「信号待ちでブレーキを踏み続けるのは昔から当たり前」「足踏み式のほうが故障リスクが少なそうで気楽」といった好意的な意見も少なくありません。足踏み式ペダルは左足奥にすっきりと配置されており、運転席と助手席間のウォークスルー性を損なわないよう配慮されています。