Q1:大人になってから斜頭症が悪化することはありますか?
A1:骨の成長が停止した成人において、姿勢や寝相によって頭蓋骨自体の変形が進行することはありません。ただし、加齢に伴う皮膚のたるみ、薄毛、あるいは噛み締めによる咬筋や側頭筋の左右非対称な発達によって、「以前より歪みが目立ってきた」と感じるケースは珍しくありません。
Q2:形成外科のカウンセリングを受ける際、保険証は使えますか?
A2:初診時の診察や、頭蓋骨のレントゲン・3D-CT検査による診断までは、病的な頭蓋骨変形症(骨癒合症など)の除外診断を含めて公的医療保険が適用されるケースが一般的です。しかし、診断の結果、外傷性や先天的疾患のない位置的斜頭症と判断され、見た目を整えるための手術を行う場合は、以降の検査・治療全てが自由診療(全額自己負担)となります。
Q3:頭痛や肩こりがひどい場合、何科を受診すべきですか?
A3:まずは危険な器質的病変を排除するために「脳神経内科」や「頭痛外来」を受診してください。脳に異常がないと診断された場合、斜頭症に伴う左右非対称な筋緊張を緩和するために「ペインクリニック」や「理学療法」を取り入れた整形外科、あるいは顎のズレをチェックできる「歯科(咬合・顎関節症専門)」への相談が極めて有効です。
Q4:大人でもヘルメットを特注して長期間装着すれば、少しは骨が動きませんか?
A4:絶対に動きません。大人の頭蓋骨縫合は骨化して一体化しており、外圧で動く構造にはなっていません。無理に圧迫し続ければ、激しい皮膚潰瘍、脱毛症、血行障害による神経麻痺を引き起こす極めて危険な行為です。絶対に試さないでください。