『志村けんのバカ殿様』で長年「家老役」を務めた桑野信義さんとのエピソードは、ファンの間でも非常に有名です。トランペット奏者でありながら志村コントの重要なツッコミ役として抜擢された桑野さんは、志村さんのアドリブや過激な悪戯をすべて受け止める最高の受け手でした。桑野さん自身が大病を患った際も志村さんからの温かい激励が大きな支えになったと明かされており、二人の間には損得を超えた男の友情がありました。
また、バカ殿様や舞台『志村魂』に欠かせない存在だったのがダチョウ倶楽部(肥後克広さん、寺門ジモンさん、そして故・上島竜兵さん)です。志村さんを「師匠」と仰ぎ、夜の街でもコントの現場でも常に傍らにいたダチョウ倶楽部の面々は、志村さんのリアクション芸の神髄を最も色濃く継承しました。現在も肥後さんと寺門さんは、志村さんと上島さんの魂を胸に舞台やテレビで笑いを届けています。
さらに、番組を彩った『バカ殿様』の歴代腰元たちも注目の存在です。バラエティタレントやアイドルが数多く登竜門として出演し、白塗りの殿からの無茶振りに体当たりで挑むことで、バラエティでの対応力を磨いていきました。