シェルターを支えている屋台骨は、無償で汗を流すボランティアスタッフです。アニマルエイド上尾では常時ボランティア募集を行っていますが、その現場は外から見るよりも遥かに泥臭く、強靭な精神力が求められます。
公式ブログ「Ameba事務局&みんなの日記」に毎日克明に綴られているのは、微笑ましい猫の寝顔だけではありません。嘔吐物や血便の始末、ケージの大規模消毒、多頭飼育現場から保護されたシラミやノミに覆われた猫たちのシャンプー、そして老猫の看取りです。実際にシェルターで活動したボランティア経験者は次のように証言します。
「猫と戯れる時間を期待して来ると初日で挫折します。業務の9割は終わりのない清掃、洗濯、そしてカルテ管理です。それでも、瀕死で保護された猫が初めてゴロゴロと喉を鳴らした瞬間や、正式譲渡が決まって里親さんのもとへ旅立つ姿を見たとき、すべての苦労が吹き飛びます」
また、シェルターには常時100頭前後の猫が在籍しているため、フードや猫砂、ペットシーツ、医薬品などの消耗品は凄まじいスピードで底をつきます。アニマルエイドでは「Amazonほしい物リスト」などを通じて寄付物資を募っており、全国のファンから届いたダンボールの開封風景や感謝のメッセージがブログ上で公開されています。こうした日々の記録の徹底的な可視化こそが、幾多の批判や噂に晒されながらも寄付とボランティアが途切れない最大の理由です。