モバイルバッテリーを長年愛用していると遭遇するのが、パウチパックの劣化に伴う「ガス発生による膨らみ」です。結論として、ヤマダ電機のモバイルバッテリー膨張処分は極めてハードルが高く、大半の店舗で引き取りを辞退されます。これは現場スタッフの裁量ではなく、リサイクルを一元管理するJBRCの安全規定に「解体されたもの、破損したもの、膨張したものは回収対象外」と明記されているためです。
リチウムイオン電池は、外装が膨張している時点で内部ショート寸前の不安定な状態にあります。輸送中や店舗の保管ボックス内で衝撃が加われば、瞬時に数百度の高熱を発して有毒ガスや火柱を噴き上げる危険性を孕んでいます。ヤマダ電機の現場スタッフからも「万一の店舗火災を防ぐため、目視で膨らみが確認できるものは受け入れをお断りし、購入先メーカーへの相談を案内するよう通達されている」という証言が得られています。
業界大手であるAnker(アンカー)のモバイルバッテリー廃棄に関しても注意が必要です。アンカー・ジャパンはJBRC会員企業であるため、外装に異常がない製品であればヤマダ電機の回収対象となります。しかし、膨らんでしまったAnker製品に関しては、ヤマダ電機店頭ではなく、Anker公式が提供するオンラインの「モバイルバッテリー回収サービス」やカスタマーサポートを通じた個別回収ルートを選択するのが鉄則です。