「頑張って」英語は失礼?ネイティブが教える場面別の正解とNg例

「頑張って」英語は失礼?ネイティブが教える場面別の正解とNg例

「頑張って」英語は失礼?ネイティブが教える場面別の正解とNg例とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

「英語で頑張ってくださいは、とりあえずDo your bestと言っておけば良い」――そう教えられた記憶を持つ学習者は少なくありません。しかし、実際のビジネス現場で上司や取引先の海外クライアントに対して「Please do your best」と発言すれば、室内の空気が一瞬で凍りつきます。

言語構造上、「Do your best」は直接的な命令形です。ネイティブスピーカーの心理において、この表現は「あなたは今、ベストを尽くしていないから、もっと頑張りなさい」という批判的な含みを帯びやすくなります。親が怠けている子どもを窘めるときや、部活動のコーチが生徒を叱咤するときに使うのが典型的であり、対等なビジネスパートナーや目上の相手に対して投げかけるのは明らかなマナー違反です。

また、日本人が悪気なく使いがちな「Fight!(ファイト)」も致命的な誤解を招く単語の代表格です。英語の「fight」は物理的な戦闘や激しい喧嘩、病気との過酷な闘病を意味します。大事なプレゼンを控えた同僚に笑顔で「Fight!」と声をかけても、「誰と殴り合いをするのか?」と怪訝な顔をされるだけです。

さらに定番とされる「Good luck」にも盲点が存在します。「Good luck 使い方」を検証すると分かるとおり、この表現は結果が「運(Luck)」に左右される事象に対して使われます。例えば、何ヶ月も徹夜で緻密な準備を重ねてきたベテランの外科医や、専門性を極めたコンサルタントに対し「Good luck」と声をかけると、「私の実力ではなく、単なる運任せだと思っているのか」と不快感を与えてしまうリスクを孕んでいます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。