名古屋市瑞穂区弥富町字密柑山に広大な敷地を有する名古屋市総合リハビリテーションセンターは、社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団が運営する一大拠点です。敷地内には主に以下の重要中核機関が集約されています。
- 高度なリハビリ医療を提供する附属病院
- 社会復帰や就労を目指す自立支援施設(就労移行支援・生活訓練・施設入所)
- 発達障害や運動機能障害を持つ児童を支える小児療育センター
- 行政窓口としての名古屋市身体障害者更生相談所
- 生活環境の改善を担う障害者住宅改造相談窓口や福祉スポーツセンター
近年、利用者や関係者の間で最大の関心事となっているのが施設の建て替え・再整備構想です。開設から長年が経過したことで設備の老朽化やバリアフリー構造の旧式化が課題視されてきました。名古屋市が公表している再整備指針によると、医療機能と福祉機能の有機的な連携を保ちつつ、先進的なリハビリロボット技術やICTを活用した次世代型リハビリテーション拠点への転換が進められています。
生活支援課によるSIM(ドライビングシミュレータ)を活用した自動車運転再開支援データの公開や、WAM NET(障害福祉サービス等情報公表システム)における2026年時点の就労実績データが示す通り、医療にとどまらず「地域社会で生きる力」を復元する社会福祉機能が強化されています。