そもそも、二人の出会い自体が異例づくしだった。AV業界でトップを走り続け、肉体と精神のセルフマネジメントを徹底追求してきたしみけん。一方、慶應義塾大学在学中からブロガーとして頭角をあらわし、広告代理店勤務を経て出版業界でベストセラー著書を次々と世に送り出してきたはあちゅう。
全く異なる業界で生きてきた二人が共鳴した背景には、自己表現に対する圧倒的なプロ意識と、他人の目を気にせず生きる強さがあった。はあちゅうは大手出版社であるKADOKAWAをはじめとする多様なメディアで執筆を展開し、しみけんは自身の知見を発信するメディア活動を広げていった。
異色のタッグとしてスタートした二人の歩みは、世間の偏見や心無いバッシングに晒されることも少なくなかった。それでも互いの職業をリスペクトし、隠すことなくオープンに生きる姿は、多様性の時代におけるひとつの象徴となった。