『笑っていいとも!』は、32年間にわたり平日正午の生放送として日本のお茶の間に届けられた。単発のトーク番組や『タモリ倶楽部』の深夜収録、さらには全国を巡る『ブラタモリ』に至るまで、多忙を極める夫の健康維持を担ったのは冴子さんの手料理だった。
タモリは料理好きとして知られるが、日常の食生活や健康管理のベースを作っていたのは妻の存在だ。規則正しい生活習慣を維持し、32年間一度も生放送を休まなかったという金字塔的な記録は、家庭環境の安定があってこそ達成できた偉業と言える。過密なバラエティ番組のスケジュールをこなす夫を、静かな居場所で迎え入れる習慣が徹底されていた。