休業期間中、柴田英嗣を苦しめたのは世間からの猛烈なバッシングだけではなかった。自身の身に覚えのない容疑を晴らすため、警察での事情聴取に応じ続け、最終的には疑いが晴れた。だが、スキャンダルに厳しい芸能界において、一度ついたイメージを払拭し復帰への裏側を固める作業は難航を極めた。
結果として約1年間の完全休業を経て芸能活動を再開したものの、復帰直後はかつてのような地上波ゴールデン帯への出演機会は激減していた。それでも柴田は、自らの不遇を愚痴ることなく、地方番組や深夜番組のロケ、トークライブなど地道な仕事を一つひとつ丁寧にこなしていった。卓越したツッコミ技術と持ち前の明るさは失われておらず、じわじわとお笑い界での信頼を取り戻していくのだった。