時計の針を巻き戻すと、2人の原点には2016年公開の映画『四月は君の嘘』がある。新川直司による大人気コミックの映像化に挑んだこの青春ロマンスは、単なるティーン向け映画にとどまらず、若き表現者としての魂が激突した舞台だった。
自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをりを演じた広瀬すずと、トラウマを抱えた元天才ピアニスト・有馬公生を演じた山崎賢人。実写化映画の難しさに正面からぶつかり、過酷な楽器演奏の特訓を共に乗り越えた日々が、2人の間に特別な信頼の土台を築き上げたことは想像に難くない。当時、プロモーションで見せていた気心の知れた笑顔や息の合った掛け合いは、長い年月を経て本物の絆へと昇華していった。