桜井氏の歩みを振り返る際、HAL研究所時代からの盟友であり、任天堂の元代表取締役社長である故・岩田聡氏との関係性は特別な輝きを放ちます。
『スマブラDX』の開発難航時に岩田氏自らがコードを書き直して現場を救ったエピソードや、病床にあった岩田氏から託された『スマブラSP』の使命など、二人の間には言葉を超えた強固な信頼関係がありました。桜井氏は過去のインタビューで「岩田さんという最高の理解者がいたからこそ、私は自分の役割に命を懸けることができた」と述懐しています。
「自分がやらねば誰がやるのか」という強い使命感は、岩田氏との数々の対話を通じて研ぎ澄まされたものであり、桜井氏の言葉の根底には常に、偉大な先達への敬意と約束が息づいています。