実際に、飲み物に目薬を混入させたことによる凄惨な事件は国内外で多数起きています。過去のアメリカの事例では、夫の飲み物に数日間にわたり目薬を混入し続けた妻が殺人罪で終身刑の判決を受けた事件や、同僚への嫌がらせとしてペットボトルの飲料に目薬を入れた人物が逮捕された事件が大きく報じられました。
日本国内でも、職場の同僚や知人のドリンクに目薬を混入させ、被害者が突然のめまいや嘔吐、意識混濁を起こして救急搬送された事件が発生しています。警察の鑑識捜査により、被害者の体内やグラスからテトラヒドロゾリン成分が検出され、犯行が白日の下に晒された事例は珍しくありません。
混入された被害者は「急激な脱力感で立ち上がれなくなった」「心臓が止まるかのような圧迫感を覚えた」と証言しており、被害者の命が助かったのは迅速な救急医療のおかげであったケースが大半です。