ファンの間で今なお根強く囁かれる「芸能界復帰」の噂ですが、現在のエンターテインメント業界を取り巻くコンプライアンス環境を鑑みると、そのハードルは極めて高いと言わざるを得ません。
桜田氏は2013年、デビュー40周年を記念したファン感謝イベントを東京・銀座の博品館劇場で開催し、実に16年ぶりにステージへ立ちました。さらに2017年にはソロライブを開催、2018年にはオリジナルアルバムをリリースするなど、本格的な歌手活動再開への布石を着実に打っていました。会場を埋め尽くしたオールドファンからは熱狂的な声援が送られ、本人の歌唱力や表現力に対する評価も衰えていないことが証明されました。
しかし、彼女が復帰への動きを見せるたびに、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)などから厳しい抗議声明が出されてきた歴史があります。「広告塔としての影響力」を危惧する声は根強く、特にテレビ局や大手スポンサー企業がコンプライアンス順守を最重要視する現代において、地上波番組への出演やメジャー劇場での公演は事実上不可能な状況に追い込まれました。2018年以降、新たな音楽活動の動きが完全にストップしている背景には、こうした構造的な社会の壁が存在しています。