知名度の急上昇と引き換えに待っていたのは、過酷極まりない炎上と個人攻撃の嵐だった。ネットの反応は完全に両極端へと割れ、一方での熱烈な賞賛の裏で、SNS上には人格否定や殺害予告を含む夥しい誹謗中傷が溢れかえった。家族への嫌がらせ、就職活動や進学に対する執拗な妨害工作。これらは単なる政治的論争の域を遥かに超えた、私刑の様相を呈していた。
発言の一節を文脈から切り取られ、都合よく拡散されるディストピア。顔と実名を晒して権力と対峙することの代償はあまりに重く、日本のデジタル空間における言論の幼稚さと残酷さを白日の下に晒す結果となった。