インターネット上で「モアイ像の全身が掘り出された」という発掘写真が拡散された際、多くの人がフェイクニュースやCGを疑いました。しかし、この写真は紛れもない事実です。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の考古学者アン・ヴァン・ティルバーグ博士が率いる「イースター島石像プロジェクト(EISP)」による本格的な胴体発掘調査によって、地中に隠されていた驚愕の全貌が白日の下に晒されました。
調査チームがラパヌイ国立公園内の製造工房跡である「ラノ・ララク」の斜面に埋まっていた像を慎重に掘り下げたところ、地表に出ていた頭部の下から、長さ数メートルにおよぶ巨大な胴体が出現しました。像全体の高さは地表部分の倍以上に達し、地面の下には肩、胸、腹部、そして腰のあたりまでが精巧に彫り込まれた一枚岩の巨石構造が眠っていたのです。
驚くべきことに、これらの像はもともと「首から上だけ」を作ったのではなく、最初から頭部と胴体を一体のものとして彫り出していました。地表に見えている顔は、いわば氷山の一角に過ぎなかったという事実が、学術的な発掘によって完全に裏付けられた瞬間でした。