石川佳純の収入のコアを形成しているのが、大手ナショナルクライアントからの広告契約です。大手広告代理店のキャスティング担当者への取材によると、現在における石川佳純のCMギャラ相場は、年間契約1本あたり3,000万円から5,000万円というトップタレント・一流俳優並みの水準で推移しています。
引退したアスリートのCM単価は一般的に1,500万〜2,500万円程度へ落ち着くケースが大半ですが、彼女の場合は全く値崩れを起こしていません。その最大の要因は、圧倒的な「スキャンダルリスクの低さ」と「老若男女を問わない好感度の高さ」です。不祥事や炎上リスクに神経を尖らせる大手上場企業にとって、10代の頃から日の丸を背負い、品行方正を貫いてきた彼女は、極めて安全かつ投資対効果の高い広告塔として評価されています。
中でも象徴的な存在が、2011年から彼女を支え続けている全農(JA全農)との契約金です。所属選手から引退後のアンバサダーへと立場は変化したものの、日本の農畜産物を応援する象徴的なパートナーとしての関係は途切れることなく続いています。全農にとっても、石川佳純が持つ「誠実」「清潔」「食を通じた健康美」というパブリックイメージは唯一無二であり、単なるビジネスライクな契約を超えた長期的なパートナーシップとして、年間数千万円規模の手厚いサポートが継続されていると見られます。
さらに、ユニクロやエアウィーヴといったグローバル展開を見据えるトップ企業も、彼女の「努力を積み重ねて世界の頂点と戦ってきたストーリー」を企業メッセージに重ね合わせ、継続的なアンバサダー起用を行っています。これら複数社の契約金が積み上がることで、ベースラインだけで1億円を悠に超える強固な収益基盤が成立しているのです。