「結婚式にパンツスタイルで出席するのはマナー違反になるのでは」と心配する人は少なくありません。結論から言えば、現在のブライダルシーンにおいてパンツドレスは完全に市民権を得た定番スタイルです。元ドレスデザイナーやブライダルスタイリストの証言によると、女性の礼装規定においてパンツドレスは「インフォーマル(略礼装)」から「セミアフタヌーンドレス(準礼装)」と同等に扱われるケースが主流となっています。
ただし、スカートスタイルの正礼装(ローブ・デコルテなど)に比べると格式としては一歩控えめな位置づけになります。そのため、挙式・披露宴の会場タイプや新郎新婦との間柄に応じた「格のコントロール」が不可欠です。ホテルウェディングや格式高い専門式場では上質なとろみ素材やレースをあしらったドレッシーなデザインを選び、レストランやガーデン挙式では軽やかなオールインワンを選ぶといった柔軟な見極めが求められます。
かつて懸念された「マナー警察」的な視線も、ウェディングの多様化に伴い薄れつつあります。動きやすさとスタイリッシュさを兼ね備えたパンツスタイルは、今や洗練された大人の女性が選ぶ知的なお呼ばれ服としてポジティブに評価されています。