第3シリーズ最大の魅力は、主要キャスト陣の圧倒的な存在感と深みを増した演技力にある。山下智久が演じる藍沢耕作は、脳外科医としてのキャリアとフライトドクターとしての使命感の狭間で葛藤しながらも、チームの絶対的支柱として君臨する。冷静沈着な眼差しの中に秘められた熱い情熱が、観る者の心を揺さぶる。
一方で、新垣結衣が演じる白石恵はフライトドクターのリーダーとしてチームをまとめあげる重責を担い、戸田恵梨香演じる緋山美帆子は過酷な産婦人科医療の現場や患者との絆を通じて自らの医療観を問い直していく。かつて未熟だったフェローたちが、後輩の指導にあたりながらそれぞれの道を選択していく姿は、長年のファンにとって目頭が熱くなる名シーンの連続だ。