美味を極める一方で、天然の大型肉食魚を扱う際には正しい安全知識が欠かせない。亜熱帯や温帯の岩礁域に生息する大型個体においては、「シガテラ毒」と呼ばれる自然毒を体内に蓄積しているリスクが少なからず存在する。
シガテラ毒は加熱処理を行っても分解されないのが特徴だ。水産庁などの公的機関も注意喚起を行っており、特に巨大化した老齢個体や特定の海域で捕獲されたものについては慎重な取り扱いが求められる。信頼できる流通ルートから購入することや、極端な大型個体の消化器官を避けるといった基本的なリスク管理を徹底することが、安心して美食を楽しむための鉄則だ。