彼女の名を決定づけた伝説的ヒット作といえば、2000年代半ばに放送された学園ドラマ『野ブタ。をプロデュース』だ。いじめられっ子だった小谷信子(野ブタ)が、クラスの人気者たちの手によって変身していく姿を演じきった。影を抱えた暗い表情から、少しずつ心を開き見せるたどたどしい笑顔へのグラデーションは、観る者の涙を誘った。
この作品は単なる青春ヒューマンドラマの枠に留まらず、平成のドラマ史に燦然と輝く名作となった。「野ブタパワー、注入」というフレーズとともに見せたあの可憐な仕草は、当時の若者文化を席巻。彼女の圧倒的な表現力と可愛らしさが完璧に噛み合った瞬間と言えるだろう。