言語学や実用英語のアドバイザーとして知られるケビン・ズーバー氏は、日本人の英語学習における意識改革の必要性を指摘する。「多くの学習者は『完璧な文法』にこだわるあまり、言葉が持つ文化的なニュアンスや相手への印象に無頓着になりがちだ」とズーバー氏は分析する。
単語を1対1で丸暗記する従来の学習法から脱却し、どのような状況でその表現が使われるのかという背景まで理解することが求められている。ズーバー氏が提案するのは、失敗を恐れて喋らなくなるのではなく、誤用しやすい危険な表現をあらかじめ「パターン」として把握しておく予防的アプローチだ。これにより、会話中の心理的ハードルを下げる工夫が凝らされている。