放送当時、日本テレビ系の土曜ドラマ枠で放映された本作は、初回から回を追うごとに世間の注目度を高めていった。脚本を手掛けたのは、人間の本質や社会の不条理を容赦なく描き出すことで定評のある井上由美子だ。賛否両論が渦巻くテーマでありながら、単なるスキャンダリズムに陥ることなく、命の誕生と生きる意味を問う社会派ヒューマンドラマへと昇華させた。
毎週の放送直後には、掲示板や学校、職場で激しい討論が巻き起こった。少年少女の性教育や家族の在り方、命への責任。提示された問いの鋭さに、社会全体が真摯に向き合わざるを得ない空気が醸成されていったのだ。