説得力のあるワイシャツを描くための第一歩は、素体(人体の骨格)に対して布の「浮き」と「接地ポイント」を意識したワイシャツ イラスト アタリの構築です。
ワイシャツは皮膚に直接張り付くわけではなく、肩甲骨・肩先・胸のトップの3点でのみ強く支えられ、胴体回りには1〜2cm程度の空気の層(ゆとり量)が存在します。作画時は素体のアタリを描いた後、一回り外側に輪郭線を取り、布が乗る支点を明確に意識します。
各主要パーツの作画ポイントは以下の通りです。
1. 襟(ワイシャツ 襟 描き方):
首の付け根に斜めに傾斜した楕円を描き、その外周に沿って台襟を立ち上げます。羽襟は台襟の裏側から外側へ折り返され、首の後ろ側が高く、前側に向かって低くなる立体的な傾斜を描きます。
2. ヨーク(背中の切り替え):
肩から背中上部にかけて配置される補強布です。腕を前に動かした際、このヨークの端(肩甲骨付近)を支点として背中中央に向けて強い引っ張りジワが走ります。
3. 袖とカフス(シャツ 袖 描き方):
袖は手首に向かって緩やかな円錐形を描き、袖口のカフス(手首を留める帯状パーツ)の手前で「タック(折りひだ)」によって布が集約されます。このタック周りのたるみをしっかり描き込むことが、既製品らしいリアルさを生み出すデッサンのコツです。
4. ネクタイとの組み合わせ(ネクタイ ワイシャツ 組み合わせ 描き方):
ネクタイの結び目(ノット)は、台襟の左右の合わせ目の真下に潜り込ませます。結び目の下から伸びる大剣の根本に「ディンプル(くぼみ)」を描き、第1ボタン周辺をキュッと引き締めることで、引き締まったビジネス・フォーマル感を表現できます。