Web上で「カズレーザーの正体」を検索した読者が直面するのが、YouTube上で大量に流通している「【北村晴男】※これがカズレーザーの正体でした…日本人は覚悟して聞いてください」といったセンセーショナルな切り抜き動画です。
こうした動画のタイトルだけを見ると、「カズレーザーに何か重大なスキャンダルや裏の顔が暴露されたのではないか」と不安を覚える人も少なくありません。しかし、一次情報となる実際の配信内容や報道番組を精査すると、まったく異なる実態が浮かび上がります。
発端となったのは、朝の情報番組などでカズレーザーが示した、中国の人権問題やウイグル問題、臓器売買の闇、さらには安全保障や外国人に関する議論に対する極めて歯切れの良い発言でした。多くの芸能人が摩擦を恐れて言葉を濁すデリケートな国際問題や法秩序に対し、カズレーザーは臆することなく法治主義と人道主義の観点から筋の通った主張を展開しました。
これに対し、元来から法と国益を重んじる弁護士の北村晴男氏や有識者たちが、「芸能界にこれほど骨のある論客がいるのか」「テレビの空気に忖度しない本物の知性だ」と舌を巻いて絶賛したのが本来の文脈です。ところが、YouTubeの切り抜きチャンネルが再生回数を稼ぐために過激な煽りタイトルを付けた結果、あたかも「北村弁護士がカズレーザーの悪事を暴いた」かのような誤認が拡散してしまったというのが真相です。
カズレーザー自身は、右派や左派といった既存の政治イデオロギーに帰属する意識を一切持っていません。彼が立脚しているのは飽くまでも「客観的事実」「データ」「論理的整合性」であり、右にも左にも忖度しない姿勢こそが、結果としてネット上で大きな議論を巻き起こす原因となっています。